2011年2月8日火曜日

冬の京

真冬の京へ 一日半、行って来ました。2月5.5~6.0日
3神社 6寺院(天台宗2、浄土宗2、臨済宗1、北法相宗1 うち世界遺産1)

京の雪景色を期待してたのですが、当日は全国的に暖か。
終始曇りぎみだったので、光線が織り成す好みの光景には、なかなか巡り会いませんでしたが、気に入った写真を Blog します。



平安時代、左遷されて不遇の死を遂げた後、疫病や天変地異が起き、怨霊と恐れられたのを治めるため、神として祀りあげられた御方の神社にて。
全国至る所に神社が有りますが、京と福岡がメイン。

この神社を象徴する花の本格的な開花は、まだまだ先ですが、早咲きの花弁をピックアップ。薄曇りの中の太陽と国宝の社殿をバックに、ストロボを用いて花弁色を明るく表現してみました。

遣隋使 or 遣唐使が Chinaから持ち帰った花らしく、奈良時代までは花見といえばこの花だったみたいです。 分類は、バラ科サクラ属。 

この神社近辺の花街と織物街を散策して、平安時代の有名な陰陽師おんみょうじ が祀られてるブームの神社へ。

祀られてる陰陽師は映画化され、
http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/blog-post.html 
で鑑賞した狂言師の方が主役です。
神社の場所は、元々、利休の自宅が有った場所でした。 

昼は、神社東門のこじんまりとした仏蘭西料理。
夜は、好物の「だし巻き」が有名な割烹へ。雑誌サライにも掲載されてました。




浄土真宗の開祖が剃髪した院にて
翌日も薄曇り。
たまたまでしたが、大河ドラマ関連の寺院へも行きました。最も観光客が少ない 2月にもかかわらず、結構な人でした。
中でも世界遺産の寺は、旧正月休みのChina富裕層のご家族が多勢、観光してました。



    大日如来
仏像は結構好きで数々観て来ましたが、文化財的な仏像を撮影するのは生まれて始めて。
http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/blog-post_8898.html でもコメントしましたが、日本では美術館や博物館での撮影は全面禁止。通常、寺院内も撮影できません。
しかし、この仏像が安置されてるランドマーク的な塔では、珍しく自由。塔内も三階まで登ることが出来ました。人も少なくお薦めです。



仏像の分類を簡単に表でまとめみました。
クリックで拡大

2011年2月6日日曜日

天守

天守閣は安土桃山時代から創建された軍事要塞ですが、明治の廃城令で取り壊され、更に太平洋戦争の空爆で破壊されたため、稀少な建造物です。

戦後、主な城が鉄筋コンクリートで再建されましたが、江戸時代以前に建てられた城は、地方に僅かに残ってるにすぎません。
調べてみると、12重要文化財、うち4つの国宝。

その国宝の中で、最も古いと言われてる天守閣での写真です。
2月5日






城下の町並みが保全されてました。左下がお城。


信長の叔父さんが、この地に居城したのが最初らしく、江戸時代からは藩の筆頭家老家が代々城主を世襲して来ました。しかも、廃藩置県の際に、この家が個人保有して、ずっとメンテナンスして来た、唯一の民間所有の天守閣でした。ほんの数年前に、やっと財団化されたようです。



"天守" に "閣" が付いたのは、明治以降とのことです。元々、天守と言う名称は宗教色が強く、仏教や基督教からの影響みたいです。

最近、お城
ブームなのか、 http://www.nhk.or.jp/shumi/wagoku/ のTV放映で、有名な城の鑑賞方法を解説してたりしてます。

現在修復中の世界遺産 国宝天守閣は、3月末より足場の上から修復状況の見学が出来るみたいですので、是非行ってみたいと思ってます。