2011年5月29日日曜日

日本3番目の島_紀行

先週より大きな島、今度は日本列島で 3番目に大きな、地球では第37位の島へ行って参りました。季節外れの台風2号で雨のため、殆ど写真を撮らなかったので、またまたダラダラと文字で投稿します。


5月27日(金)
まずは、その島の最南端の県へ、祖父母の墓参り。大きな霊園なので、3年程前に行ったにも関わらず、記憶をたどりながらやっと発見。江戸城無血に貢献した姫の老女の招魂墓がすぐ側にあります。
この地は、China 文化の儒教の教えを学んだ方々が多いためか、ご先祖を大切にするため、お彼岸でもないのに、どのお墓も生花が飾られてました。

次に、先週に引き続き日本名勝の庭園へ。この施設は元々お殿様の別荘。活火山を築山に、湾を池に見立てた壮大な庭園です。江戸末期、改革を施したのは、この三番目に大きな島と四番目の島の藩で、たまたまでしょうか、どちらも最南に位置した藩です。幕末には、第28代当主が、この敷地内に近代化の事業を起こした処でもあります。

庭園の正門

天気予報では、降水確率90%でしたが、なんとか保ちました。

ラッキー  (^_-)

子供の頃、泊った事がある老舗のHotel に宿泊。活火山の付近なので、この都市に穴を掘れば、至る所から温泉が湧くみたいです。この高台の Hotel も温泉で、露天風呂からの景色が素晴らしい。夕食は、更に上の最上階レストラン。夜景が、これまた絶景でした。




5月28日(土)
日本3番目の島で真ん中の県へ。ジャンジャンぶりの雨でした。
日本三代名城、日本さくら名所100選のお城へ。数年前、築城400年目に際して、本丸御殿等を復元してます。

櫓です

昔大名が食べてたレシピを研究して再現した御前を予約し昼食に頂きました。多分、現代人に味を合わせてるんだと思いますが、美味しかったです。

あまりの雨なので、予定より早く最北上して、震災直後にオープンした駅のデパートへ行く事にしました。雨にかかわらず多くの人で賑わってました。この地区の主な商業施設は、この地区を含め3ヶ所ですが、他の地区は閑古鳥が泣いてることと思われます。
この地区のかぶり物劇団の格好の題材になるべく、7月8日から公開されます。多分この頃、座長は、デパートの周辺をウロウロ取材してると思われます。


5月29日(日)
前日最北端の県に宿泊。
台風が迫ってまして、この日も雨。

ランチは、いつもの 老舗Hotel 地下のイタリアン。食事後、隣の中華の副支配人に挨拶され、バツ悪し。

いつかはボランティア ガイドさんに、この地の歴史を
教えてもらいたいと思ってたので、この台風の中、案内をお願いしました。この天候なので、さすがに貸切りでした。スタート時、雨が止み、これは奇跡だと思ったら、直ぐに暴風雨。

まずは、歴史ある神社へ。再来月の中旬は、早朝に勢いある祭のフィナーレが催されます。
次に、人魚の骨が祀られてる浄土宗の寺へ。その骨は、イルカかジュゴンか・・・・
その次の寺は、弘法大使が China から戻ってた来た時に建てた、日本で最初の真言密教のお寺とか。今の住職さんがやり手らしく、大きな木造の仏像を作り、五重塔も作ってしまいました。
この地は、China からの伝承物が多く、饅頭・饂飩・蕎麦発祥の石碑がある臨済宗のお寺へ。このお寺では有りませんが、お茶発祥のお寺も近くに有ります。発祥と言えば、再来月のお祭りも神社では無く、このお寺の住職が、疫病を治めるために御輿状の上から聖水を撒いたのが始まりとか。



びしょ濡れになりながら、1時間弱の説明をしていただきました。風も強く、私の折りたたみ傘は、骨が一本折れてしまいました。

と言うことで、帰りの車中では、衣服と靴を乾かしながら帰宅しました。

-おわり-

2011年5月22日日曜日

日本4番目の島_小紀行

地球規模から見ると、日本列島は主要四島から構成されてるわけですが、四つのなかで最も小さな島へ行って参りました。世界 第50位の大きさの島です。
6月一杯で休日高速ETC 千円が終りそうです。この制度が終ると三倍位の通行料を取られる大橋を渡り、上陸しました。5月21日   
プライベートで行くのは、http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/2010.html 以来でした。少々ながら写真は撮ったのですが、気に入ったのが非常に少ないので、京紀行 http://turedurephot.blogspot.com/2011/05/1-430.html と同様、三ヶ所の観光地をダラダラと文字にて投稿します。


◆先ずは、今回の主目的、石の芸術家の予約制美術館。芸術家は日本人の父親が米国へ行った際に、米国の母との間に生まれました。このお母さんの壮絶な人生を描いた映画が、昨年放映されてたので、レンタルビデオを見てから美術館へ行こうとしましたが、7月からレンタル開始。・・・・・残念。

美術館受付(何の花か? 枯れた花びらに趣がありました)
入館料 お一人様二千百円也、「高い!」が第一印象。しかし、高学歴そうな説明員の方が率いる、欧米人を含んで二十余名の見学者の一員として庭園美術館に入園すると、それはそれは良く整備されてて料金に満足しました。

この美術館は、元々
棚田だった所を Landscape architecture して、アトリエと住宅にしたとのことですこの地域は、日本でトップクラス ブランド墓石の産地なので、その石を使うためこの地にアトリエを構えたと思ってたら、有名な作品の石はスウェーデンやブラジル等から持ち込まれたものでした。
石垣の塀の中にある百五十余りの作品は、さすがに いずれも感動ものでした。アトリエや住居の建物は、古い日本木造の酒屋や武家屋敷を移設したようです。

芸術家の活動本拠地はNY。ここ日本での創作は、主に春と秋に年3~4ヶ月程だったようです。日本独自だと思うのですが、庭園美術館内は全面的に撮影禁止のため、内部の作品の写真はありません。


◆二つ目は、源平の戦いで有名な台形状の島へ。 源平合戦の終焉地と一文字目の漢字が、「つちへん」か「きへん」の違いだけで、同じ読み名の地名があり紛らわしい。

また、島とはいうものの海峡を埋めたてて、幅10mほどの川状になってるので、島と言うより半島ぽい島です。いざ島へ、この10m程の橋を渡り上陸。まずは、昼食で、この県特産のうどんを。実は朝も大橋のPAでうどんを食べたので、うどん尽くめ。しこしこ とした麺が大好物です。お土産でも購入。

標高300m弱の平らな頂上に観光名所が有るわけですが、頂上までは自動車専用道路でしか登れず往復610円。しかし、駐車場料金も込みなので お得感あり。


さあ観光と言うことで車を降りると、時折お願いしてるボランティア・ガイドを発見。しかし、無料ガイド時間を確認すると、ほんの10分前にスタートしたばかり。残念と思ってたらたら、メタボ系のおじさんから、『暇なんで案内します。』と声をかけられ、ガイドして頂くことにしました。リタイヤ後、健康増進のため、3ヶ所のボランティア・ガイドをやってるとのことでした。

先ずは、中国から日本へ仏教を伝えるべく数回チャレンジして、失明までして日本にやって来た僧が設立したと言われてるお寺へ。本堂を含め種々の重要文化財があり、仏像等は有料宝物館に有るわけですが、抹茶を頂いての休憩途中にガイドさんの顔で見せて頂きました。また、納札箱で、金のお札を発見。運が付いてるような。
この寺の守護神は狸でして、佐渡、淡路と共に日本三名狸だそうです。ガイドさんも自称、狸とのことでしたが体型は正に、性格は定かではありません。

また、この地は、その昔クーデターを起こして政権を奪回した皇子が百済を助ける為に朝鮮に兵を送って敗北した後、天皇になってから唐の攻撃を恐れて山城を築いた場所でもあります。山城の再建計画はあるようですが、なかなか進まないようです。


2時間程、ボランティア・ガイドさんの説明に陶酔し、記念写真だけで Blogの写真を撮影するのを忘れてしまいました。 (~_~;)


◆三番目は、日本三大名園には入ってないのですが、文部科学大臣に日本の特別名勝に認定され、仏国のタイヤメーカーの観光ガイドで三つ星の観光地に選ばれてる日本庭園です。特別名勝に選ばれてる庭としては、最大の広さの庭園らしく、6つの池に15もの橋が架かってます。また、木が多く植えられており、特にやたら松が多く 丁寧に剪定されてました。


このBlogでシリーズ化してる名園と比べると相当込み入ってるので、メンテナンス経費が結構掛かりそうです。いつもの名園と同様に団塊世代の方々のカメラグループが三脚等重たそうな機材を抱え撮影会をやってました。

入園時にモデルコースを記したMapを頂きましたが、結局コースから外れ、二割程しか鑑賞出来なかったのですが、主な Landscape は観れたのではないかと思ってます。


本庭園で、最も高い所に有る鑑賞場所で『小学校の教科書には、三大名園より美しい庭園であると記載されてる。』 との看板がありました。何処でもやはり、地元の物が必ず優位になってしまうものです。
本庭園の駐車場は有料なので、一時間ちょいの見学で帰宅の途に就きました。

「徒然ふぉと」  では、極力、地名等の固有名詞を記述しないポリシーで掲載させて頂いております。ネットでの複合検索で、判明出来るかとは思いますが、固有名詞をお知りになりたい方は、大変お手数をおかけいたしますが下記の mail アイコン、もしくは右上の "詳細プロフィールを表示" からの mail でお問い合わせ頂けると極力、ご回答いたします。

2011年5月14日土曜日

名園(その9) 一周年


5月5日 こどもの日。
名園に生まれて初めて来園してから、ちょうどピッタリ一年目です。
一年前は新緑を撮影してます。
http://turedurephot.blogspot.com/2010/05/blog-post_14.html

前日の天気予報では降水確率0% だったので、7時の開門に入園して、早朝の空気と共に朝食をと計画してましたが (( _ _ ))..zzzZZ 寝坊。
結局、9時ごろ着いて、ベンチで朝食を摂りました。

この日は、数々の催し物が計画されてましたし、GW なので他県の多くの方々や、また他国からも来園されてました。
5月に入り、多種の植物が息づいて来てました。


今年の椿は、散るのが遅かったような。
池に浮かんでる落ちた花と水面に写った
和傘とのコラボが気に入ってる光景です。


この候、当然ながらツツジが満開。


もみじ の種です。竹トンボのように飛んで、子孫を繁栄させます。


水面に顔を出してきてたの葉の縁 の光に気を引かれました。
7月の観蓮節には水面が見えないほど葉が大きくなることでしょう。
 http://turedurephot.blogspot.com/2010/07/blog-post.html

の実が、やっと大きくなってきてました。


                   ①ニガナ(苦菜)             ②フジ(藤)
                   ③レンゲ(蓮華)             ④ヒメリンゴ

①撮影したものの、この花の名前が分からず、「花の名前小辞典」 
http://ksbookshelf.com/DW/Flower/  を用い、五十音順で、あ行  から同じ写真の形態を探してやっと、な行 で見つけました。ニガナ と言う花でした。

②白いの花弁をアップしてみました。

③田植え前の水田に咲いてた蓮華草。

ヒメリンゴ(姫林檎)の花。本名園の広報 Blog を見て知り、観に行きました。実は4月29日の撮影ですが、ちょっと遅かった模様。広報 Blog での開花当初の花は、ピンクで美しい。



Candle Night



川の緑化道公園に、2千本余の Candle を点灯したイベントに行って来ました。5月4日

NPO主催、大勢のボランティアの方々で運営されてるようですが、ロウソクの点火と消火は大変な作業と察します。アルコールも販売されおり、地元ミュージシャンによるボサノヴァ等のステージも催されてました。


2011年5月7日土曜日

京紀行(4) 5月3日

最終日。先ずは、国宝である鳥や野獣や蛙を人間に模した絵画で有名な寺にて。

絵は本来この寺の保有ですが、持って行かれたままでレプリカしか在りません。全4巻、甲と丙は東京、乙と丁は京都国立博物館に保管されてるそうです。教科書に載ってる最も有名な甲巻のユーモラスな動物戯画は、日本が世界に打って出てる漫画のルーツと言われてます。世界遺産とは到底思えない自然の中に埋れてそうな素朴なお寺で、大変気に入りました。


早朝の静寂なお堂の写真が気に入ってます。

(後で知ったのですが、この寺院の Wikipedia に載ってる写真と同じフレーミングでした。しかし、小生の写真は善財童子像がしっかり写ってます。d(゚-^*) )

お堂は、この寺の実質上の開基である 明恵(みょうえ)上人が勉強をするために、天皇から貰ったものらしく国宝です。明恵さんは、鎌倉初期に裕福な武士の家に生まれましたが、幼くして両親と死別し苦労され、そして有名になっても物欲がなかった方らしいとのことです。鎌倉時代は武士が仏教信仰を推進したため 7つもの宗派が誕生してますが、仏教宗派への拘りも持たなかった方らしく、浄土宗の開祖 法然を批判したりもしてます。浄土真宗の開祖 親鸞は同じ生まれ年、臨済宗の開祖 栄西に認められ宗派を継ぐよう要請されたが辞退したとの逸話もあります。また、運慶さん(運慶の息子説もあり)に作ってもらったと言われてる猫の像が好きだったらしく、心優しき方とお見受けします。

月をこよなく愛し、「月の歌人」とも言われており、一眼レンズのCM でも登場してます。

『くまもなくすめる心のかかやけば我が光とや月おもふらむ』
【通釈】隅々まで澄み切った心が、余すところなく輝いているので、自分の光だと月は思うだろうか。

  出典: http://www.asahi-net.or.jp/~sg2h-ymst/yamatouta/sennin/myoue.html

『山の端にわれも入りなむ月も入れ夜な夜なごとにまた友とせむ』
このお堂での歌なのでしょうか、暗闇の禅堂で、ただ一人、思索する心に月を友とした歌だと思うのですが。


次は、空海の高弟が創建し、その後、数々の兵火を経て、綱吉のお母さんが再建した お寺。お犬様の母は、京都の至る処の お寺関係に莫大なお金を使っており、結局インフレを起こさせたのではないのでしょうか。

次に紅葉で有名な隣の寺へ。このお寺の周りには、観光用の数々のお店が商売気を出してます。このお寺が保有してる重要文化財級の経文の虫干しのため一般公開するのに、特別拝観 1,000円で見れます。行きのバスで一緒だった若い研修僧侶らしき集団は拝観した模様ですが、小生には猫に小判 のため拝観しませんでした。この特別拝観は、三回に分けて公開するみたいで商売上手なお寺だなと感心しました。




境内には、八重桜系の花が、まだ咲いてました。


帰りの 早割「こだま
 の出発時間までには、まだ時間があるため、往復バス券で途中下車出来き 2月に予定してて行けなかった、天神様の近くの 桜で有名な神社 に行ってみました。もちろん天神様も。
さすがに、梅と桜の花は散ってましたが、咲いてた二つの桜品種系の写真です。珍しい緑の桜は、ギョイコウ(御衣黄)


夕食は、有名な料亭どころの おばんざい と 京料理の弁当をデパ地下で購入。それにプレミアムビールを添えて、早特「こだま」内で満喫し帰宅しました。

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4月30日~5月3日 京4日間。
宮内庁管轄3+神社4+城1+寺院9=17、うち世界遺産5ヶ所。お寺は、真言宗5、黄檗宗2、その他宗派2。
予算金額からは、42,732円(予定外の電池と靴代を除く) 節約できた旅でした。

追伸
デジイチ電池 調達について

http://turedurephot.blogspot.com/2011/05/1-430.html
電池忘れに気づき、iPhone ですぐさま検索して近くに ビックカメラを発見。世界遺産のお寺から、歩いて10分程。
充電器と電池を購入、約一万円也 (~_~;)
購入後、販売員に理由を説明して充電をお願いしましたが拒否されてしまいました。しかし、時間を掛けて、粘り強く折衝。やっとのことで説得し、一時間ほど充電してもらい、デジイチで撮影することが可能になりました。

終り