2011年8月24日水曜日

塔 「1970年の こんにちは~~~」

京の帰り、日本が高度成長してた真最中に行われた博覧会での途轍もないシンボルを観に行って来ました。8月19日


未来を表す黄金の顔
現在を表す正面胴体部の顔


「デカイ!」 高さ70m  塔の周りを一部立ち入り制限してるので、持ってる広角レンズでは、なかなか入りきれません。ハイキーに撮ってみました。


過去を表す背面の黒い顔
羽ばたいて飛んだりして


日本を代表する建築家のテーマ館をぶち抜いてしまった塔です。万博当時の建物は、殆ど取り壊されましたが、この塔だけは保存されてます。
作者は、今年、生誕100年のいつも爆発してた芸術家。
渋谷駅に壁画もあります。
http://turedurephot.blogspot.com/2009/11/blog-post_5714.html



この塔は、2009年1月 「20世紀少年」 の映画イベントで、8千万円かけて、一日だけ 「ともだちの塔」 になりました。

昨年12月、大阪でのコンサートの翌日に本塔を見に行く予定でしたが、休日にもかかわらず、強引にイベントを入れられてしまい断念したのですが、やっと観れました。万博以来でした。

出来たら、塔内の「生命の樹」「地底の太陽」も観てみたいと思いきや、8月27日から10月10日まで、「地底の太陽」展を催すみたいなので、機会を作り行ってみたい。
万博終了後、地下にあった第4の顔が行方不明らしいのですが、今回、復刻するようです。

2011年8月20日土曜日

夏の京

8月16日 お盆の終わりに行われる「大文字五山送り火」をしっかりと観に行きたかったのですが、お盆の 終わりにもかかわらず、当日に欠席出来ないイベントが入ってしまい、送り火の終了間際に京へ到着。遠くでしたが、「大文字・妙法・船形・左大文字・鳥居形」と先祖供養の儀式をちょっとだけ垣間見ることができました。当日の夜、京は紅葉の時期程ではありませんが、大勢の人でした。

三脚なしの望遠レンズでの撮影
あまり ブレ ませんでした


今回、京の目的は 「利休」 関連の場所を訪ねること。「鋭く、しっかりした心を休める」という名の利休さんは、ご存知、侘び茶を完成させた方です。
お茶以外も数々の功績を残してます。戦国時代の裏の政治を取り仕切ってたフィクサー、大茶会を演出したイベントディレクター、独創的な茶室空間を創造しての もて成し をしたプロデューサー、茶器や茶花等の無駄を究極的に省いたミニマリズムデザイナー、懐石料理や和菓子にも影響を与えてます。TV「美の壼」で知ったのですが、石畳の石の配置にも美を追求してます。


まずは、利休さんが禅の精神を学び、菩提寺にもなっている 22もの塔頭たっちゅう  がある寺院へ。8月17日   切腹のきっかけとなったと言われてる利休木像がある重要文化財の門もあります。めったに一般公開されないみたいですが、利休さんのお墓も当然あります。
昨年 11月5日に、この寺院を訪れましたが、その時はガラシャ縁ゆかり  の院が目的でした。
下記URLの一枚目の写真が、その院。
http://turedurephot.blogspot.com/2010/11/blog-post_2554.html
昨年の自己ベスト11-20にも選んでます。
http://turedurephot.blogspot.com/2011/04/best-11-20-of-my-favorite-photograph-in.html
今回も、その院の緑に囲まれたアプローチに魅了され、シャッターを切りまくりました。


再びガラシャの院 アプローチにて、緑が心地よい


その後、家康晩年に拝領された地で、種々の工芸を発展させた方の周辺、3つの寺へ。

お堂内の簾が風になびき涼し

庭のシダも涼しげ

もう一つ、臨済宗の寺院にある「利休」作と言われてる国宝の茶室へも行って参りました。8月19日  事前予約制です。二日前に訪れた利休縁 の寺院では平成になってレプリケーションした茶室がありましたが、ここも事前予約とのことで観れませんでした。しかし、本町の歴史資料館で実物大の茶室があったので、観てから本物を観に行きましたが、お茶もやってない私のような素人では、何が本物か分かるわけがありません。
近くにビール会社の美術館があるので寄ってみました。昨年の夏に行った、島の美術館にあった睡蓮の絵の五枚中一枚は、この美術館が貸し出している模様。
http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/blog-post_8898.html


京は盆地で暑いため、ちょっと北の方へと、京の中心から北北西の天台宗の寺院が5つある場所へも行きました。8月18日  ここも盆地でしたが、緑が多く、晴れたり雨が突然降ったりの天候でしたが、そんなには暑くなかったです。  昔、学生の頃行ったことがあるのですが、記憶は定かではありませんでした。その時は、真冬でしたが。
平家滅亡後、清盛の娘が余生を送ったお寺へ行く道程での里山の風景は格別でした。

お堂内の仏像は国宝

わらべ 地蔵

緑が美しく

珍しく撮影自由なお寺

里山の風景

お気に入りの茶屋  雨上がり
行きに昼食、帰りにカキ氷

茶屋にて   蝉の音もまた涼し


当日の夕食は、京で最も予約が取りにくい、草食そうじき  料理のお店で、キャンセルのキャンセル待ちでラッキーにも食すことが出来ました。食材、料理、器、会話と全ての おもて成し に於いて、最高でした。


今回、行った寺院
天台宗5 + 日蓮宗2 + 臨済宗4 = 11 ヶ所