2011年5月4日水曜日

京紀行(1) 4月30日

昨年の秋から、ハマってる京へ、GW 三泊四日で行って来ました。
いつもの、早割 「こだま」 で行ったので、ほぼ半額の交通費です。

初日最初の訪問は、いつも新幹線の窓から見える五重の塔の世界遺産の寺へ。南門をくぐり抜け歩いてると、透けた門の扉を発見。絶好の被写体なのでカメラを向けることに。うっ……  デジ
イチ ON  にすれど電源入らず。 あっ! 電池、家で充電したままだ!
 ((((;゚Д゚)))))))

……ということで、今回の Blog は、文章を用い時系列でダラダラと記載してみます。

今回の第一目的、世界から日本美の結晶と言われ、モダンでもある皇室用財産の建造物に行って来ました。宮内庁管轄で予約抽選制、無料。日本の文化施設としては、珍しく写真撮影可能です。周りの垣根は有名です。

我々は勝手口の門から入りますが、正規の門を潜ると敷き詰められた石。パズルのように、形の違ったのを合うように並べたそうです。

桜は散って、池を飾ってました。

この建物は、至るところから月を観て楽しむように設計されてて、奥ゆかしく素朴な日本人の美意識の代表作だと思ったりもしてます。この水面は太陽ですが、この様に月が写るのではないのでしょうか。

昔録画してた本離宮のDVDを再度見直して行ったので、多少、美が分かったような気分になりました。小生は素人ですが、ドイツの建築家が、『泣きたくなるほど美しい』 と言った気持ちが、ほんの少しは分かるような気がします。至る所、詳細な事まで計算され尽くされ、バランスが非常にいいと感じました。

30名程の見学者に説明員が付き、写真撮影は自由。テロ防止か? 最後尾に警察官が付きます。撮影に夢中のおばさまが、警察官から早く進むよう注意されてました。


次に、江戸中期にリアルな動植物の絵で有名な画家が下書きして、花崗岩に石工が掘った五百羅漢があるお寺へ。数少ない
黄檗宗なので、中国風の門です。
色々な表情をした羅漢の顔を撮影したいと思ってましたが撮影禁止。
お寺の方に聞いてみると、以前、写真教室なるのを本寺で無断で開催し、羅漢の回りにロウソクを焚いて撮影してたので、注意したら逆ギレされたのが禁止にしたきっかけとか。
お寺の方は、花が好きとのことで種々植えており、質問した花を一輪摘んでくれました。門をバックに撮影してみました。



次に、稲荷神社の総本宮へ。
稲荷系の神社は4番目に多く 2,970社。(出典:雑誌 個人 2011年2月No.129 P74 全国の神社信仰ランキング)
稲荷とは、稲がなるとのことで、お米の豊作を願ったものらしい。
奉納されてる真っ赤な鳥居が美しい。鳥居の支柱の直径の大きさで、奉納金が決ってました。
10cm 383,000円より ~ 30cm 1,302,000円より

神の使い狐です。

夕食は、京の有名料亭が駅に店を出してる鯛ご飯。

そして、いざ宿舎へ。
町屋を改修した宿で、京で話題の片泊まり。
電話をして、ちょっと早めに到着したのですが、有るはずの宿が無い。電話をすると、食事中だった亭主がチャリで来てくれました。なんと、まだ宿に灯りが灯ってなく分からず。

町屋にもかかわらず、部屋は広く 2部屋もありました。宿泊は2組のみです。当然、町屋独特の中庭もあり、内装や調度品が新旧和洋折衷でゴツく洒落てて豪華。 鉢の蓮は、たまに咲くそうです。

20時から、Bar をやってるとのことなので早速行くと、亭主さんとその息子さんがやってました。Bar もお洒落。グラスは、バカラ・クリスタル。陶器も名のある物らしい。

この地区の有名な日本酒で舌鼓してると、常連の夫婦が登場。ざっくばらんな方々で、すっかり意気投合し種々京を教えて頂きました。めちゃ明るい奥さんは、大学で社会学を教えてるとのことなので教授だと思います。


宿の亭主は、広告代理店で働いていたみたいで、東京青山に単身赴任15年、デザインをやられてたとのことで、宿のセンスの良さがこれで分かりました。また、息子さんも大学では建築デザインを勉強してた模様。この宿は、昨年3月からやってるので、まだまだ知られてませんが有名になりそうな予感。
続く