2011年5月5日木曜日

京紀行(2) 5月1日

二日目。町屋宿で、朝食。
これがまた、美味しい。
普段、魚は骨を取るのに面倒なので、めったに食べないのですが、このカマスは完食しました。
朝食中、気さくな亭主のお姉さんとお喋り、町屋宿は外人さんが多いとのことですが、やはり、震災後減った模様です。食事後は、亭主さんとの会話が弾みました。蔵で発見されたらしい亭主の子供時代の立派な五月人形も時節柄、飾ってました。台所は、昔ながらの土間のままです。


そして、スケジュールの時間が超過し町屋宿を後に、平安時代後期、娘を天皇に嫁がせ、権力を振るってた方の元別荘へ。この年代以降、China の文化から脱して日本的な美が確立されて行くことになりました。近くの神社と対で世界遺産です。ミュージアムがあり、国宝の飛雲に乗った菩薩を真近で観れて感動しました。

その後、雨の中、花が美しい寺へ。ツツジはまだ早かったのですが、満開の頃は、壮絶だと察します。

バスで、次のお寺へ。
これは、長崎で観た事があるChina 風の山門。後て調べてみると、長崎も同じ宗派、この寺はその総本山でした。開祖は、日本に持ち込んだ豆がそのまま名前になってる方です。
院内を拝見してると、所々、仏像が無くなってて不思議に思ってましたが、 九国博に出張中でした。新しい国博は、保有展示物が少なく、全国中を散策してペコペコして展示物をかき集めてるイメージがあり、大変だなと、いつも思ったりしてます。




次に、正室や側室を楽しませるため多量の桜をわざわざ植えて、現代で言えばアミューズメント・パークを即席に作成。1,300余人もの部下を引き連れて盛大な花見をやった、これまた世界遺産の寺へ。桜や紅葉の時期は、絶景でしょう。
新緑の候、朱塗りの橋が、散った桜の花弁の水面に映る情景が気に入りました。


予定では、平安時代に絶世の美女と言われた所縁の寺へ行く予定でしたが、朝の会話で時間を費やしたため断念し宿泊先へ。

一日、20km弱は歩いたので、今回履いて来た安価な靴は足痛し。ネットと電話で調査し、デパートにウォーキングシューズを調達しに行くことに。いつもの Y社 Power Cushion を購入。履いて来た靴は、デパートの方に廃棄してもらいました。やはり、「安物買いの銭失い」 ということでしようか。

夕食は、町屋を改修した京料理屋さんでのお任せ。洗練された料理、お店の旦那さんと奥さんとの掛け合いが面白かったです。強くもないのに結構アルコールを飲んだので、ホテルに着くとバタンキューでした。

続く