2010年9月12日日曜日

アートの島々にて(その4) 療養所



普段立ち入ることが出来ない島へ行きました。  9月11日

この島全体は、今でも日本に残る15施設の1つです。当然、治療方法は確立されてますが、昔隔離されてた方々が島で坦々と生活されてます。
そこにアートを持込み、俗世間と融合化しようとの試みが成されてます。

島へは専用の船でほんの25分、運賃は無料。
到着後、ボランティアのガイドさんから1時間ほど、病気の特徴や歴史等、そして施設内設備の説明を受けました。

得てして、避けて忘れさせようとする事象ですが、 この島では時間を掛けて、前向きに事実を歴史に刻み込もうとしています。



アートの島々にて(その1) 島へ
http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/blog-post_22.html
アートの島々にて(その2) 家先 
http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/blog-post_354.html
アートの島々にて(その3) 徒然な情景
http://turedurephot.blogspot.com/2010/08/blog-post_8898.html



7つの島の芸術祭に刺激を受け、周辺の美術館で特別展示がぼつぼつと催されてます。
私が最も好きな日本画家の美術館に、近代日本画家の作品が特別展示されたのも観に行きました。この画家は、教育熱心なお母さんの元に育ち、弟が作曲家、妹は演奏家です。
近年の素材を用い、シンプルな中に奥深く洗練された作品に感銘。

美術館付近の船着場